暴落はチャンスなのか ~手法まとめ~

投資

どうも、ワリビボ管理人です。

今回は「暴落はチャンスなのか」ということで、暴落で利益を追求する手法についてお話して行きたいと思います。

この記事のココがポイント!

  • 暴落でも利益を出すことができる手法がわかる!
  • それぞれの手法の短所や長所がわかる!
  • 実際にやってみた一般人(管理人)の感想がわかる!()

それでは行ってみましょう!

暴落で大儲けする

暴落で利益を出せる手法

まず、これから紹介する手法の共通項について説明して行きます。

共通項とはズバリ、売りから入ることができること。

これを一般に『ショート』といい、売りから入っている状態のことを『ショートポジションをとる』といいます。

売りから入るというのは、株価が下落する方にかけることです。

通常、株は買いから入りその株が値上がりすることで利益を得ることになります。

しかし、下落局面ではこの方法を使うことはできません。

したがって、暴落で利益を得るためには売りから入る必要があるのです。

プットオプション

先ほど述べた『ショートポジションをとる手法』として、暴落を利用して儲ける手法を比較していきます。

まず管理人が有効だと考えるのはプットオプションの活用です。

利点
  • 損失が限定されている(借金にならない)
  • 利益の最大値がものすごく大きい
  • レバレッジを効かせた取引ができる
欠点
  • 取引のために必要な金額が大きい
  • 時間減退率が大きく、余程の暴落じゃないとマイナス
  • ルールがわかりにくい!
プットオプションとは

簡単に言うと、株価を任意の金額で売る権利のことです。

買いから入れば損失が限定されており、暴落を待つにはとても有効な戦略だと言えます。

ただプットオプションには決済期限が設けられているため、永久に保有することはできません。

また、取引単位が非常に大きいことが多く、利益を狙おうとすると一口50万~100万円前後の資金が必要になります。

実際に運用した感想

実際にやってみるとすぐわかるのですが、投資を始めたばかりの初心者には、ものすごい規模の値動きになります。

ほんの半日放置しただけで-20万とか。

一日で新入社員の月収ぐらいは軽く飛びます。

では安いものを買えば?と思う方もいるでしょう。

その場合は大きく損する割合は低いです。

しかし、それ以上にリスクプレミアムが高すぎる。

10万~30万前後の安いプットオプションはまず行使価格に届きません。

また、売買をするにも時間減退率が大きく、相当な精度で下落を当てないと長期的に利益を出すのは難しいでしょう。

ある程度の下落が確実に来る!とわかっている状況で、月収をまるっと賭けてみて、というのが運用の方針でしょうか。

要するに、月収ガチャですね。そうそう当たることはないですが。

(少し調べたのですが、1万円以下のプットオプションが300万円近くになった例もあるようですね。(コロナショックの場合))

より大きく賭ければ一撃で億万長者になれるかも…

楽天証券やsbi証券などで日経平均のプットオプションを購入することができます。

(なんか書いていて思ったのですが馬券みたいなもんのような気がしなくもないですね…)

CFD

次に選択肢として挙げられるのがCFDのショートです。

利点
  • 決済期限がない
  • レバレッジを調整しやすい
  • 資金効率がいい(株価指数で10倍前後)
  • 平日はほぼ24時間取引できる
欠点
  • 普通に借金になる
  • アプリ止まったら最後
  • 手頃すぎる
CFDとは

CFDは『差金決済取引』という取引手法です。

こちらには基本的に決済期限はありません。

ある程度資金があれば、レバレッジも調整が可能です。

管理人は「GMOクリック証券」を利用しています。

売買にかかるコストが少なく、アプリが使いやすい。

ただ、これもレバレッジに対しての理解が薄いと、マジで借金になります。

先ほどプットオプションには損失が限定されているということを書きました。

この損失限定というのは大きなメリットで、簡単に言うと借金にはならないということです。

CFDの場合、相場が狙ったのと逆の方向に動けば追証と呼ばれる状況に陥る可能性があります。

また相場が急変動した際には画面の表示が固まる可能性もあり、表示されていた金額で取引できるかどうかはわかりません。

実際に運用した感想

以前相場が30秒間で2.5%ほど動いた際(雇用統計の時?)、アプリが固まるということがありました。

幸い儲かる方にかけていたので、管理人の場合は比較的心理的負担感は少なかったのですが。

これが反対に動いたら、正直気が気でない、みたいなことになると思います。

自己資金以上の取引を基本的にはすべきではないと考えるきっかけになりました。

また、証拠金などの情報も最近はわかりやすく表示されるアプリが多く(GMOクリック証券など)、使いやすいです。

さらに、平日ならほぼ24時間(20時間?)取引が可能なので、忙しい方にもピッタリ。

一方で、簡単にハイレバレッジでの取引ができてしまう分、逆に危険という側面もあります。

しっかりと勉強した上で取引に入ることをお勧めします。

今回上げる例の中では、個人的にはこのCFDが最も手を出しやすい選択肢になるのかなと思っています。

ETF(ベア)

ベアETFという選択肢も考えられます。

ETFにベアがあるって知ってました??

利点
  • 株と損益通算ができる!
  • 最大損失が限定されている
  • めんどくさいルールがない!
欠点
  • 資金効率が悪い
  • 手数料が高い…?
レバレッジETFとは

レバレッジETFは、普通のETFと同様、株式取引用の口座でやり取りすることができます。

近年では楽天のレバナスなどの例もあるように、日本の投資信託としても類似した金融商品が取り扱うことが増えてきました。

上に挙げたほかの手法とは異なり、『証拠金』という難しい概念もありません。

また損失が限定されているのも強みです。最大でも損失はかけた金額分だけとなります。(借金にならない)

運用した感想

感覚的にはあまり資金効率がいい感じはしません。

インデックス投資をやったことのある方に想像してもらうなら、

『3倍レバと書いてあるETFの場合、感覚的にはその原資産の値動きの2.5倍程度動くくらい』

です。下落方向にも上昇方向にもそんな感じ。

ほかの手法だと、同じ金額賭ければ、感覚的にはその3倍~8倍くらい動きます。

ただ、値動きが小さいのは逆にメリットかもしれません。

投資を始めたばかりの人にとって資産が減少するダメージは想像よりも大きいです。

最初はこの手法で値動きに慣れてから本格的に取り組むのもありでしょう。

また、最大喪失が限定されているというところもかなり大きな強みです。

『損してもいい金額だけかける』ということが簡単にできるわけですから。

投資信託を買う場合は少額からでも取引することができますしね。

一方で、株式と損益通算ができるという利点も見過ごせません。

先に挙げたほかの手法では、たとえ利益を出したとしても確定申告が必要になります。

レバレッジETFでは特定口座での取引が可能なので、特定口座で取引をする場合、確定申告は必要ありません。

また株で損した場合、その補填に充てられるというメリットもあります。

まとめ

ここまで、暴落で利益を出す方法についてまとめてきました。

優等生みたいなまとめ

CFDやオプション取引などは、名前自体は知っていても、内容に関しては詳しくない、という方も多いのではないでしょうか。

今回紹介した手法はレバレッジを用いたものになります。

レバレッジは自己資金以上の取引ができる半面リスクも大きいものです。

自分のリスク許容度に従った堅実な投資を心掛けましょう。

本音のまとめ

ハイレバのギャンブル投資は正直脳汁出ます。

特に下落相場では、当てた瞬間、ドン、と含み益が増えます。その名のとおりショートはロングより短時間で利益が出るのです。

オプション取引に関して言えば一日で月収分以上の含み益になりますし、 cfdでも一日で何万円という単位で金額が増減します。

儲かった日は「これを毎日続けられれば、億万長者になれるかも」とも思います。

しかし、仮にそう思ったとして、それを実現することは果たして現実的なのでしょうか。

『ショート』の落とし穴

売りから入るということは、株式の「プラスサムゲーム」に逆行することを意味します。

前提条件として、特にアメリカで顕著なのですが株価指数は右肩上がりです。

つまり、ショートの長期保有は、歴史上では常に損失を出す側に回っていた、ということになります。

(これが、一般にロングに比べてショートが難しいといわれる理由の一つだと思います)

要するになにが言いたいのかというと、『引き際をどこに置きますか?』ということ。

ここでいう引き際というのは、損切のことですね。

ある程度、ショートのポジションを保有するなら、必要なリスクヘッジと割り切って、掛け捨て保険のように損失を許容するのも一つの手だと思います。

(ただその場合はあくまで主眼はロングに置いていますね。下落相場での損失を抑える方法、という位置づけでしょうか)

暴落は予測できるか

皆さんもお察しのことと思いますが、暴落、と呼ばれるような下落は、そうそう起こりません。

コロナショックが2020年、リーマンショック2009年、ITバブル崩壊1999-2000…

こうしてみると、大体10年おきくらいに起きていますね、要因は様々ですが…

ただ、それを予想することは難しいでしょう。地震を予想するようなものです。

一度起これば、しばらくは起こらないというところもよく似ています。

個人的には2030年くらいまでまだ暴落が起きていなかったら、資産の一部を割いて、プットオプションでも買うかなあ、という感じです苦笑

リスクとリターンについて

基本的にはリスクとリターンはトレードオフ。

しかも、一定以上のリスクを取ると、加速度的にリターンの割が合わなくなっていきます。

100万円もっていたと仮定して、仮に20万円損した場合、損失は-20%ですが、80万円から100万円に戻すには25%の利益を積み上げる必要があります。

これが複利の非対称性というか、投資を考えるときに、利益を増やすことよりも損失を減らすことに目を向けなければならないと管理人が考える根拠です。

したがって、リスク許容度が高い人でも、そのリスクが合理的な範囲のものなのかどうかを検討する必要があります。

これらに関しては、またリスクとリターンに関する記事を書くので良ければ見てやってください。

それでは、また次回の記事でお会いしましょう。ワリビボ!

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